不定愁訴を構造化する
ブログをお読みいただきありがとうございます。
今日のタイトルは難しそうな内容ですが、結論から言うと
季節の変わり目に現れる不定愁訴には、それぞれ異なる原因または要因がある、ということです。
トレーナー、セラピストの方は、そんなの当たりまえだと思われるかもしれません。
例えば片頭痛の場合、
梅雨時期に頻発する方、初秋に頻発する方に関する外力の影響が異なります。
有名なところでいえば「気圧の変化」です。
慢性的に頭痛や関節の痛みを抱えている方は、雨が降る直前、台風が来ることを敏感に察知しますよね。
では一歩踏み込むと、その気圧は体に対してどのように影響しているのか?
ここがポイントになるわけですが、仮に雨が降る時に体調が崩れるという場合
夏 晴⇒高気圧 雨⇒低気圧(気圧が弱くなり、体への外圧力が弱くなるため体は不安定になる)
秋 晴⇒低気圧 雨⇒高気圧(気圧が高くなり、体への外圧力が強くなるため体には過負荷になる)
ざっくりいうと、このような構造なのです。
夏と秋の高気圧と低気圧は、晴と雨で逆転するので、同じ頭痛でもその構成要素は異なりますよね。
もちろん他にも、その時のストレス具合や、食事内容なども構成要素として挙げられます。
つまり、「気圧のせいですね~」「寒くなりますもんね~」と言いつつも
頭痛の人専用の同じようなアプローチでは不十分なのです。
本来は、頭痛にならないように生活するために、ご自分のからだと向き合う習慣が大切です。
(前回のブログをご確認ください)https://p-s-yamamoto.com/news/post-492/
それでも症状が出てしまうのは、何かピースが足らないからです。
そのピースを見つけて構造化して、目の前の方の「最適」を提供することが私達トレーナーの役目です。
自分のからだを自分で守れるように。調子が良いの基準値が上がるように。
朝は少しずつ涼しくなってきました。体調を崩さぬようご自分と向き合ってみてください。
どうしても回復しない方はお待ちしております。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
Physical Salonやまもと 山本龍太